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アガリクスとペルオキシダーゼ

アガリクスに含まれている成分で最近注目されているのが、ペルオキシダーゼ(peroxidase)です。ペルオキシダーゼとは、ヒトの体内にも存在し、過酸化物を還元して水酸化物にする酵素です。過酸化水素を無害な水にします。



過酸化水素は、活性酸素のスーパーオキシドアニオン(O2-)が、酵素のスーパーオキシドディスムダーゼ(SOD) によって変換されて生じた活性酸素です。



過酸化水素は不安定で酸素を放出しやすく、非常に強力な酸化力を持つヒドロキシルラジカルを生成しやすいことで知られています。



ヒドロキシルラジカル (hydroxyl radical) は、活性酸素のなかでは最も反応性が高く、存在する時間は100万分の1秒と短時間ですが、最も酸化力が強く、糖質やタンパク質や脂質などあらゆる物質と反応し、手当たりしだいに酸化して障害をおこします。



例えば、脂質を酸化することで生じる過酸化脂質は動脈硬化の原因となります。細胞膜の脂質がヒドロキシルラジカルの攻撃で過酸化脂質を生じると膜の性質が変わったり細胞の老化の原因となります。



ヒトの体内からヒドロキシルラジカルを除去する物質にはベータカロテン、ビタミンE、尿酸、リノール酸、システイン、フラボノイド、グルタチオンなどの抗酸化物質が知られています。



アガリクスに含まれているペルオキシダーゼは、過酸化水素を無害な水にすることでヒドロキシルラジカルの発生を防ぎ、ヒドロキシルラジカルによる障害を予防する作用を期待できます。



ペルオキシダーゼは、わさびや牛蒡などにも含まれていて、これら植物を感染から守っていると考えられています。

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